せっけんシャンプーをはじめてみませんか。

合成シャンプーから、せっけんシャンプーへの切り替え。スッとできる人もいるし、ベタベタしたり、きしんだり、なかなかうまくいかない人もいます。うまくいかない原因を考えてみましょう。

■泡はよくたってますか？

お洗濯にも言えることですが、せっけんは「泡」がカギです。
しっかり泡立てることで、抜群の洗浄力が生まれます。

しかし、合成シャンプーからの切り換えの場合は、髪に合成シャンプーや、リンス、
コンディショナー等の成分がこびりついています。
そのため、少量のシャンプーではなかな泡立ちません。

■たっぷりの泡で洗う

切り替えた最初のうちは、石けんシャンプーを充分に使って、
泡がたつまで、シャンプー→すすぎ、シャンプー→すすぎ、を数回繰り返してください。
そのうちに、泡がつようになってきます。

生まれたての赤ちゃんの髪の毛には、髪に化学成分がこびりついていないので、
ちょこっとのシャンプーでもしっかり泡立つんですよ。

■リンスは、クエン酸

せっけんシャンプーにおいてのリンスは、一般のシャンプーとは用途も意味合いも違います。
一般のシャンプーは、陽イオン界面活性剤で、髪の表面をコーティングします。

せっけんシャンプー用のリンスは、クエン酸を主成分としてつくられていて、酸性の性質があります。
そのため、せっけんでアルカリ性になり、キューティクルが開いてしまった髪の、
キューティクルを閉じる役割を持っていてます。

せっけんシャンプーにしてから、背中のプツプツニキビが、すっかり消えました。
これは、石鹸シャンプーに切り替えてからの、予想外の効果でした。

■まずは半年、がんばってみてください。

私の経験だと、半年くらいで、変化が感じられるようになると思います。
そして、できれば石けんシャンプーへの切り換えの際は、髪の毛を切ってから行うことを勧めています。

個人差はありますが、１年から２年、合成シャンプーに浮気せず、せっけんで洗い続けて下さい。
私は実際、髪のボリュームに悩んでいたお客様が、毛根のしっかりした、
ハリのある髪の毛を手に入れた姿を見てきました。

せっけんでも、シャンプーは切り換えに一番根気がいると思いますが、
いずれ、キューティクルが生きた健康な髪の毛になることを楽しみに、がんばってみてください。

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